宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 5/11 13:18 更新 太陽風はやや低速で、磁気圏も穏やかです。太陽は無黒点です。 担当 篠原 太陽風は、380km/秒とやや低速の風が続いています。 磁場強度は、5nTと平均的な状態から、 グラフの後半は7〜8nTへ少し強まっています。 全体としては、太陽風は穏やかな状態が続いています。 太陽風磁場の南北成分は、 北寄りに推移していますが、時々、南向きに変化しています。 この影響で、磁気圏の活動も時間をおいて少しだけ高まっていて、 AE指数は200nTくらいの小さい変化が時々起きています。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 太陽の東側(左側)に三角の形をしたコロナホールが見えています。 3月(54日前)、4月(27日前)の写真と比較すると、 コロナホールの広がりは、54日前の3月の頃に似ています。 27日前は、このコロナホールによる太陽風の変化はあまり見られず、 しばらく遅れて速度の高まりがやって来ました。 一方、54日前は、この写真の3日後から太陽風の高まりが始まっています。 今回はどちらに似た変化をするでしょうか。 5月14日頃から注目して下さい。 太陽は、今日も黒点の見えない状態です。 X線のグラフも変化はなく、とても静かです。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース 世界時5月10日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC 世界時5月11日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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