宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2017/ 5/ 8 13:04 更新 低速の太陽風が続いていますが、磁気圏はやや活動的です。フィンランドのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 杉本 智さんより、フィンランド・ユッラスで 現地3月28日と29日の夜に撮影されたオーロラの写真をいただきました。 ユッラスは、フィンランドの北部、スウェーデン国境の近くにあります。 杉本さんは、27日の周期性のデータを参考にして旅行日程を組まれたとのことで、 見事、700km/秒に達する高速太陽風が到来し、 AE指数も500〜1000nTの中規模の変化が繰り返し発生した頃の写真です。 1〜3枚目は、28〜29日の夜、4、5枚目は、29〜30日の夜の撮影です。 3枚目は、ブレークアップの時の撮影で、3分間ほど見られたとのことです。 送っていただいたデータには、リアルタイムの動画による、 魚眼レンズで捉えたオーロラや、4K画質のオーロラ撮影もあり、 短い時間に細かく動くオーロラの様子を見事に捉えていて、 見とれてしまう、たいへん美しい映像でした。 この宇宙天気ニュースの中で紹介できないのがとても残念です。 素晴らしいオーロラの姿をありがとうございます。 太陽風は、低速の状態が続いています。 速度は、350km/秒付近で推移しています。 磁場強度は、5nTと平均的な値が続いています。 太陽風磁場の南北成分は、 昨日のニュース以降南寄りに傾向が変わっていて、 -3nT前後の南向きが頻繁に到来しています。 このため、磁気圏の活動は少し強まって、 AE指数は300nT前後の小規模の変化が頻繁に発生し、 500nTや800nTに達する変化も記録されています。 太陽は、2654黒点群は西の端に近づき、 2655群は非常に小さくなっています。 東端から活動的な領域が現れる様子もなく、 この後太陽は無黒点になるかもしれません。 (c) 杉本 智氏 フィンランド・ユッラスで、杉本 智氏により現地3月29日0時21分(世界時28日21時21分)に撮影されたオーロラ。 (c) 杉本 智氏 フィンランド・ユッラスで、杉本 智氏により現地3月29日3時45分(世界時29日0時45分)に撮影されたオーロラ。 (c) 杉本 智氏 フィンランド・ユッラスで、杉本 智氏により現地3月30日1時11分(世界時29日22時11分)に撮影されたオーロラ。 (c) 杉本 智氏 フィンランド・ユッラスで、杉本 智氏により現地3月30日2時13分(世界時29日23時13分)に撮影されたオーロラ。 (c) 杉本 智氏 世界時5月7日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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