宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 5/ 5 09:27 更新 太陽風はやや低速で、磁気圏も概ね静穏です。太陽も静かです。 担当 篠原 太陽風は、速度が330km/秒から380km/秒へ少し上がり、 やや低速の状態です。 一方、3nTに弱まっていた磁場強度は、 今朝早くに、8nTに強まる変化が発生しています。 太陽風磁場の大まかな方向が切り替わる変化も起きているので、 この変化に伴う、一時的な強まりではないかと思います。 太陽風磁場の南北成分は、 0nT付近か、北寄りに変化する時間帯が長くなっていて、 磁気圏は静穏です。 ただ、今朝の磁場の強まりの際に、 一時的に-6nTの南向きが発生して、 AE指数が300nTに高まる小規模の活動が発生しています。 この後、磁場の傾向が南寄りに切り替わると、 磁気圏で小規模の変化が続く可能性があります。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 コロナホールは、北極と南極に見られる程度で、 太陽風は引き続き穏やかに推移しそうです。 太陽では、北半球の東側に新しい黒点が出現しています。 X線グラフには変化がなく、太陽は静かな状態がつづいています。 放射線帯の高エネルギー電子は、 GOES15(青線)がかろうじて10,000に達していますが、 明日には10,000を割りそうです。 世界時5月4日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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