宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)
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2017/ 5/ 4 08:13 更新 太陽風は340km/秒の低速風になっています。磁気圏も穏やかです。 担当 篠原 太陽風の速度は、400km/秒台を割って、 340km/秒と低速の風に変わっています。 27日周期の図を見ると、 前周期の今頃の太陽風は、速度が高まっていましたが、 今回は反対に低速に向かって変化しています。 太陽風の磁場強度も、3〜4nTとやや弱い状態です。 南北成分は0nT付近で小さく変化する程度で、 比較的北寄りの傾向が続いています。 このため、磁気圏は静穏の状態が続き、 AE指数は、太陽風の磁場が弱い南向きになった時間帯に 250nTの小さい変化が見られる程度で、 その他は変化がありません。 SDO衛星AIA193では、コロナホールは特に見られず、 穏やかな太陽風が続きそうです。 太陽は、2654黒点群が中央部に見えていますが、 目立った活動はなく、穏やかな状態が続いています。 放射線帯の高エネルギー電子は、 GOES15(青線)は今日も10,000に達しています。 太陽風と磁気圏が穏やかになっているため、 放射線帯の減少はゆっくり進んでいるようです。  世界時5月3日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC  SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA)  SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA)  DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ：NOAA/SWPC、作図：宇宙天気ニュース  27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図：宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC  GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC  | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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