宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 5/ 1 13:06 更新 太陽風はやや低速になり、磁気圏では弱い活動が発生しています。 担当 篠原 昨日、2653黒点群で発生した小規模の爆発現象に伴って、 CME(太陽ガスの放出現象)が発生しています。 SOHO衛星LASCO C2、C3による動画を掲載します。 噴出の勢いは弱く、西側(右側)に向かっているので、 地球への影響はないでしょう。 太陽では、その後は特に活動はなく、 とても穏やかな状態が続いています。 黒点も、2653群が小さく見えているだけです。 と書いたところで、太陽の西の端近くで、 Cクラスにわずかに届かない規模のフレアが発生したようです。 X線グラフの最後に変化が発生しています。 太陽風は、速度が400km/秒から380km/秒へ少し下がり、 やや低速の風になってきました。 磁場強度は、5nT前後で平均的な状態です。 太陽風磁場の南北成分は、南北に小幅の変化をしています。 南向きに振れたときに、磁気圏の活動もやや高まっていて、 AE指数は、断続的に200〜400nTの小規模の変化が発生しています。 SDO衛星AIA193では、コロナホールは特に見られず、 太陽風は穏やかな状態が続きそうです。 放射線帯の高エネルギー電子は減少が続き、 GOES13(赤線)は、10,000を割っています。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) 世界時4月30日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC 世界時5月1日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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