宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 4/30 13:20 更新 太陽風は平均的な状態が続いています。 担当 篠原 太陽風は、速度は400km/秒、磁場強度は5nTから4nTと、 平均的な状態で安定しています。 磁場の南北成分は、南を向いたり、北を向いたり、 ゆっくりと方向が変化しています。 このため、磁気圏の活動も時間をおいて、 やや高まったり、静かになったりしています。 高まった時のAE指数の変化は、400〜500nTと小規模です。 27日周期の図を見ると、 前周期は400km/秒前後の太陽風がずっと続いています。 グラフの後も、4月14日までこの状態が続き、 その後、15日から18日にかけて300km/秒台の低速風になっています。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 極域以外にコロナホールは見られず、 今回も穏やかな太陽風が続きそうです。 太陽では、2654黒点群はほとんど見えなくなっています。 X線グラフは、Bクラスの小さい変化が起きていますが、 2653群で小さい爆発が起きています。 弱いCMEも発生しているかもしれません。 放射線帯の高エネルギー電子は、減少が続き、 GOES13(赤線)は、10,000ぎりぎりに下がっています。 世界時4月29日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC 世界時4月30日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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