宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 4/28 12:48 更新 太陽風は平均的な速度に戻りました。磁気圏も概ね穏やかです。 担当 篠原 昨日のニュース以降、太陽風の速度は更に低下して、 今朝早く、420km/秒まで下がりました。 データエラー気味の上下の変化もしていますが、 現在は430km/秒付近と平均的な速度に戻っています。 磁場強度も、5nTと平均的な値で、 地球は高速太陽風の領域を通り過ぎたようです。 太陽風磁場の南北成分は、0nT付近で小さく変化しています。 速度が下がってきたこともあり、 磁気圏の活動は小さくなっていて、 AE指数のグラフは、 小規模の変化が時々発生する程度になっています。 SDO衛星AIA193では、太陽の中央部から東端にかけて、 コロナホールは特に見られません。 27日周期の図も、 前周期はしらばく穏やかな太陽風が続いています。 太陽は、東端に小さい黒点が見えています。 番号はまだつけられていないようです。 X線グラフに特に変化はなく、太陽は穏やかです。 放射線帯の高エネルギー電子は、強まった状態が続いています。 太陽風が落ち着いたので、 これからゆっくりと減少していくでしょう。 (c) 京都大学WDC 世界時4月28日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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