宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2017/ 4/25 13:40 更新 高速の太陽風が続き、磁気圏も活動的です。 担当 篠原 太陽風は、高速の風が続いていますが、 速度は730km/秒から650km/秒へゆっくりと下がっています。 磁場強度も5nTから4nTへ少し弱まり、 高速太陽風の領域は、ピークを越えたのかもしれません。 磁場の南北成分は、やや南寄りの様子ですが、 振れ幅は-3nT程度と小さくなっています。 磁気圏活動の高まりは続いていますが、 変化はやや弱くなっているようで、 AE指数は、グラフの前半は800nTくらいの変化も起きていますが、 次第に500nT程度に下がっています。 27日周期の図を見ると、前周期は更に5日近く高速太陽風が続いています。 今回はどこまで続くでしょうか。 太陽では、昨日昼、24日10時(世界時24日1時)頃に、 北東部(左上)でフィラメント噴出が発生しています。 SDO衛星AIA304による動画を掲載します。 また、淡いCME(太陽ガスの放出現象)も飛び出しています。 磁場の強まりが地球へもやって来る可能性がありますが、 変化は小規模になりそうです。 目立ったフレアの発生はありません。 放射線帯の高エネルギー電子は、更に高まって、 GOES15(青線)は、10万を超えています。 太陽の北東部(左上)で発生したフィラメント噴出。SDO衛星AIA304。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) 世界時4月24日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC 世界時4月25日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |