宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 4/24 13:39 更新 700km/秒台の高速太陽風が続き、磁気圏の活動も活発です。 担当 篠原 かなり高い速度の太陽風が続いています。 昨日700km/秒台に達した後も、730km/秒前後の状態が続いています。 磁場強度は5nTに下がり、平均的な値です。 磁場の南北成分は、変化は小さくなってきましたが、 比較的南寄りに変化しています。 速度が高まっていることと重なって、磁気圏の活動は活発な状態が続き、 AE指数は、500nTから1500nTにかけて、大きい変化が連続しています。 24日6時(世界時23日21時)頃の昭和基地のオーロラの様子を、 全天カメラの動画で紹介します。 空全体をオーロラの激しい輝きが覆っています。 SDO衛星AIA193では、 コロナホールが西半球の赤道域から南極にかけて伸びています。 この領域の影響がこの後も続きそうです。 引き続き、太陽風の高まりと磁気圏の活動に注目してください。 太陽は、X線グラフに目立った変化はなく、 穏やかな状態です。 放射線帯の高エネルギー電子は、 GOES13(赤線)も10,000に達し、GOES15(青線)は10万に近づいています。 太陽風の乱れが続いているので、更に増加する可能性があります。 南極の昭和基地で、世界時23日21時頃に撮影されたオーロラ。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 世界時4月23日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC 世界時4月24日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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