宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 4/22 13:23 更新 太陽風は700km/秒に速度が高まっています。磁気圏の活動も活発です。 担当 篠原 昨日発生したフィラメント噴出によるCMEの様子を、 SOHO衛星LASCO C2、C3の動画で紹介します。 噴出しているガスは比較的淡く、主に上に向かって飛び出しています。 発生地点から考えると、地球へ影響がやって来る可能性がありますが、 その場合も変化は小さいものになりそうです。 太陽は、東端から2653黒点群が現れています。 フレアは、2651群でBクラスの小さい変化が数回起きている程度で、 今のところは比較的穏やかです。 太陽風は、昨夜から速度が再び高まり始め、 現在、700km/秒に達しつつあります。 磁場強度も昨夜から強まり、最大で15nT近くまで高まりました。 現在は少し下がっていますが、7〜8nTとやや強まった状態です。 27日周期の図の前周期を見ると、今日に相当する3月26日は、 2つの高速風にはさまれた低速風の期間でした。 今回、太陽風の様子が大きく変化しているようです。 SDO衛星AIA193を見ると、中心部のコロナホールは西側に進み、 この領域からの影響は、これから強まって行きます。 来週にかけて、太陽風は高まった状態が続きそうです。 太陽風磁場の南北成分は、 磁場が強まった頃から南北に大きく変化するようになり、 速度の高まりもあって、 AE指数は700〜1000nTの活発な変化が半日にわたって続いています。 太陽風の高まりがこのまま続くと、 磁気圏もしばらくにぎやかな状態が続きそうです。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) 世界時4月21日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC 世界時4月22日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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