宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:31)
今日、C5.5の小規模フレアが発生しました。
太陽風南向き磁場が大きくなっています。
磁気圏の最新データがありません。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/19 04:17 C5.5
4/18 18:27 C3.3
4/17 11:16 C2.0

黒点  4/19 (NOAA)
磁場 フレア
2651 2 βγ C6

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:23 437 -5.0
-2 h 388 -4.7
-4 h 354 +9.3
-6 h 339 +0.5
-8 h 327 +1.9
-10 h 311 -0.1
-12 h 307 +3.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 - -/ -
-2 h - -/ -
-4 h - -/ -
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^3
4/19 0.4 3x10^3
4/18 0.4 4x10^3
4/17 0.4 4x10^3
4/16 0.4 4x10^3
4/15 0.4 8x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2017/ 4/14 12:38 太陽風は平均的な状態です。磁場が南寄りになって、磁気圏の活動がやや高まっています。
2017/ 4/15 13:20 太陽風磁場の南向きが続き、磁気圏の活動的な状態が続いています。
2017/ 4/16 12:24 太陽風は320km/秒の低速風です。太陽は無黒点です。
2017/ 4/17 13:41 太陽風は低速です。C2.0の小規模フレアが発生しました。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2017/ 4/18 13:16 太陽の東端に黒点が現れています。太陽風は低速です。
最新のニュース

2017/ 4/19 12:31 更新
太陽の東端でC5.5の小規模フレアが発生しました。高速太陽風が始まりかけています。

担当 篠原

今朝早く、19日4時半(世界時18日19時半)に、
太陽の東端でC5.5の小規模フレアが発生しました。
SDO衛星AIA131、197、171による動画を掲載します。

動画を見ると、フレアは太陽のちょうど東端の辺りで発生しています。
太陽の東端近くには、2651黒点群が見えていますが、
このもう少し向こう側で起きているようです。

ここは、前周期にM5.8などMクラスのフレアを活発に起こした、
2644黒点群があった辺りです。
太陽の向こう側を半周して、再び元気な姿を現すかもしれません。

今後のフレアの発生とともに、黒点の出現にも注目してください。

C5.5のフレアに伴って、CME(太陽ガスの放出現象)も発生しています。
SOHO衛星の写真が途切れているので、
太陽の左向こう側のSTEREO Ahead衛星のCOR2による動画を掲載します。
反対側から見ているので、CMEは右側に噴き出しています。
地球に対して横に向かって飛び出しているので、影響はないでしょう。


太陽風は、今朝早くから磁場強度が高まり、
現在は10nTに強まっています。
速度も、300km/秒から430km/秒へ高まり、
現在はまだ平均的な速度ですが、
このまま上昇を続けて高速風に変わりそうです。

太陽風磁場の南北成分も、
磁場が強まった頃から南向きに大きく変化するようになり、
-10nTに達する強い南向きも到来しています。

AE指数のグラフは、現在はまだ小規模の変化に留まっていますが、
今後、大きな変化が発生する可能性があります。
太陽風の速度の変化とともに、オーロラ活動の高まりに注目してください。




太陽の東端で発生したC5.5の小規模フレア。SDO衛星AIA131、197、171。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


STEREO Ahead衛星による、C5.5フレアに伴うCMEの噴出。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


世界時4月18日のAE指数(速報値)。
(c) 京都大学WDC


世界時4月19日のAE指数(速報値)。
(c) 京都大学WDC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。