宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 4/19 12:31 更新 太陽の東端でC5.5の小規模フレアが発生しました。高速太陽風が始まりかけています。 担当 篠原 今朝早く、19日4時半(世界時18日19時半)に、 太陽の東端でC5.5の小規模フレアが発生しました。 SDO衛星AIA131、197、171による動画を掲載します。 動画を見ると、フレアは太陽のちょうど東端の辺りで発生しています。 太陽の東端近くには、2651黒点群が見えていますが、 このもう少し向こう側で起きているようです。 ここは、前周期にM5.8などMクラスのフレアを活発に起こした、 2644黒点群があった辺りです。 太陽の向こう側を半周して、再び元気な姿を現すかもしれません。 今後のフレアの発生とともに、黒点の出現にも注目してください。 C5.5のフレアに伴って、CME(太陽ガスの放出現象)も発生しています。 SOHO衛星の写真が途切れているので、 太陽の左向こう側のSTEREO Ahead衛星のCOR2による動画を掲載します。 反対側から見ているので、CMEは右側に噴き出しています。 地球に対して横に向かって飛び出しているので、影響はないでしょう。 太陽風は、今朝早くから磁場強度が高まり、 現在は10nTに強まっています。 速度も、300km/秒から430km/秒へ高まり、 現在はまだ平均的な速度ですが、 このまま上昇を続けて高速風に変わりそうです。 太陽風磁場の南北成分も、 磁場が強まった頃から南向きに大きく変化するようになり、 -10nTに達する強い南向きも到来しています。 AE指数のグラフは、現在はまだ小規模の変化に留まっていますが、 今後、大きな変化が発生する可能性があります。 太陽風の速度の変化とともに、オーロラ活動の高まりに注目してください。 太陽の東端で発生したC5.5の小規模フレア。SDO衛星AIA131、197、171。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) STEREO Ahead衛星による、C5.5フレアに伴うCMEの噴出。 (c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) 世界時4月18日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC 世界時4月19日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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