宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 4/12 12:31 更新 太陽風の速度は480km/秒にやや高まっています。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日の夕方に450km/秒へやや高まり、 今日の未明には、490km/秒と高速の状態になりました。 一方、7nTにやや強まっていた磁場強度は、 現在は3nT近くに下がっています。 27日周期の図の前周期のグラフでは、 太陽風は300km/秒台の低速の風になっていたのですが、 今回は、400km/秒と500km/秒の間を上下しながら推移しています。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 特に変化は見られなかったのですが、 太陽風の分布には変化が発生しているようです。 太陽風磁場の南北成分は、頻繁に南向きに変化しています。 このため磁気圏の活動もやや高まっていて、 AE指数のグラフでは、 500〜800nTの変化が時間をおいて記録されています。 しかし、満月に近いため空が明るく、オーロラの観望には厳しそうです。 太陽は、東側に2650黒点群が見えていて、 Bクラスの小さいフレアを起こしています。 黒点が発達する様子は見られず、太陽は穏やかに推移しそうです。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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