宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 4/11 12:42 更新 太陽風は平均的な状態です。3月の黒点相対数は 17.7 でした。 担当 篠原 WDC-SILSOから発表された太陽の黒点相対数をお知らせします。 2月は 26.1 、3月は 17.7 でした(2月の報告をしていませんでした)。 12月に18.5と初めて10台に下がっていたのですが、 それを超えて、今極小期の最小値になっています。 詳しく見ると、3月の中旬までとそれ以降で太陽の様子は大きく変わっています。 中旬までは、3月6日から20日にかけて連続15日間無黒点の日が続くほど、 活動は低い状態になっていたのですが、 26日以降は、2644黒点群、2645黒点群の出現で50台に高まりました。 この値は、1枚目のグラフを見ると1年前くらいの水準です。 この最後の高まりがなければ、 月平均値は一気に一桁台まで下がっていたかもしれません。 また、3枚目の無黒点日数のグラフでは、 3月は1か月の半分を超える数値に高まっています。 まだまだ増えていきそうな様子です。 4月も、最初の数日は高い値になっていると思われますが、 現在は再び黒点の少ない状態に戻っています。 次の発表の時にどうなっているか注目してください。 現在の太陽風は、420km/秒前後と平均的な速度で安定しています。 磁場強度は、8nTから5nTへ一旦下がりましたが、 今朝から再び7nTに少し上がっています。 全体としては穏やかに推移しています。 太陽風磁場の南北成分は、北向きの傾向になっています。 このため、磁気圏の活動度は低く、 AE指数のグラフはほとんど変化が見られません。 この後、太陽風が低速風に変わっていくと、 磁気圏も穏やかな状態が続きそうです。 太陽は、2650黒点群がぽつんと見えるだけで、 こちら側は穏やかな状態です。 しかし、裏側では黒点群の活動が続いているようで、 STEREO Aheadの観測では、フレアと思われる変化や、 CMEの噴出も発生しています。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース 1970年以降の太陽黒点相対数の長期変化。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース 970年以降の月毎の無黒点の日数。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース 世界時4月10日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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