宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 4/10 12:38 更新 太陽風は平均的な速度に戻っています。ニュージーランドのオーロラをどうそ。 担当 篠原 4月6日のニュースで紹介した中村太一さんのオーロラの続きの写真を紹介します。 2週間前になってしまいましたが、3月27日に始まった高速太陽風により、 ニュージーランドでは、現地27〜28日の夜に活発なオーロラの輝きが観測されました。 6日のニュースでは、現地28日1〜2時の写真を掲載しましたが、 今日はその後、現地28日3〜6時(世界時27日14〜17時)のオーロラです。 魚眼レンズ(1枚目)に連続写真(3枚目)と、様々なオーロラの姿です。 中村さんによると、この日は珍しく高く上空に伸びた青いオーロラも見えたそうで、 1枚目の写真の左側に現れ、3枚目の写真は青が太く強くなった頃です。 これだけ青色の光だけが見えるのはとても珍しいことだそうです。 この頃、太陽風の速度は650km/秒に達し、 AE指数も1000nTと活発な変化が発生していました。 夜空を横切る天の川の素晴らしさとともに味わって下さい。 すばらしい光景をありがとうございます。 現在の太陽風は、430km/秒と平均的な速度に戻っています。 昨日の昼過ぎには500km/秒台を割り、 今朝までは、470km/秒とやや高速の状態が続いていましたが、 その後更に低下しました。 一方、太陽風の磁場強度は、5nTから9nTへやや強まっています。 太陽風磁場の南北成分は、 グラフの前半は南寄り、後半は北寄りに変化しています。 このため磁気圏の活動も、 AE指数のグラフの前半は500〜1000nTの変化と活発でしたが、 後半はすっかり静かになっています。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、コロナホールは特に見られず、 27日周期の図の前周期と同様に、 今後は低速の穏やかな太陽風になりそうです。 太陽は、2645黒点群が完全に見えなくなって、 X線グラフの変化もなくなっています。 東端から新しい黒点が現れ、2650群と番号が付けられています。 この領域で特に活動は発生していません。 ニュージーランド南島ダニーデンで、現地3月28日3時27分(世界時27日14時27分)に撮影されたオーロラ。 (c) 中村太一氏 ニュージーランド南島ダニーデンで、現地3月28日4時19分(世界時27日15時19分)に撮影されたオーロラ。 (c) 中村太一氏 ニュージーランド南島ダニーデンで、現地3月28日5時10分〜6時0分(世界時27日15時10分〜16時0分)にかけて撮影されたオーロラ。 (c) 中村太一氏 世界時4月9日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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