宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 3/31 13:29 更新 太陽風の速度は700km/秒に再び高まっています。磁気圏の活動も活発です。 担当 篠原 600km/秒近くに下がっていた太陽風の速度は、 再びゆっくりと上昇を始め、700km/秒に戻っています。 磁場強度は、5nTと平均的な値で安定しています。 27日に始まった高速太陽風は、 4日にわたってかなり高い速度を保っています。 太陽風磁場の南北成分は、南寄りの変化をしています。 このため、磁気圏の活動も連続的に高まっていて、 AE指数のグラフは、500〜1000nTの中規模の変化が続いています。 極域では、オーロラの活動がにぎやかに発生しているようです。 27日周期の図の前周期の太陽風は、3月10日まで高速の風が続いています。 今回も高速風はしばらく続きそうです。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 新しく現れたコロナホールが太陽の中央部に広がり、 南極付近のコロナホールも、より低緯度側に拡大しています。 太陽では、2644黒点群と2645黒点群が大きな姿を保っています。 中央側の2645黒点群のこの2日間の変化を、 SDO衛星可視光写真の動画で紹介します。 X線のグラフでは、Bクラスの小さいフレアが続いています。 再び、Cクラスに達する活動は発生するでしょうか。 引き続き注目してください。 放射線帯の高エネルギー電子は、 GOES15(青線)が、10万近くまで高まっています。 高速の太陽風が続いているので、更に高まるかもしれません。 29日以降の2645黒点群の変化。SDO衛星。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 世界時3月30日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC 世界時3月31日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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