宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 3/26 08:58 更新 太陽風の速度は450km/秒とやや高速です。次の高速太陽風が近づいています。 担当 篠原 太陽風の速度は低下が続き、現在は450km/秒とやや高速の状態です。 磁場強度も、3nTとやや弱まったまま安定しています。 27日周期の図の前周期と同様に、太陽風は一旦穏やかになりそうです。 一方、SDO衛星AIA193の太陽写真では、 次のコロナホールが太陽の西側(右側)に進み、 太陽風の変化が近づいています。 明日か明後日には、再び高速の太陽風が始まりそうです。 太陽風が落ち着いて、磁気圏も穏やかな状態が続いています。 AE指数も大きな変化は発生していませんが、 世界時25日11〜12時に、250nT程度の小さい変化が発生しています。 この頃のオーロラの活動を、 アラスカ・フェアバンクスのオーロラカメラが撮影していました。 AE指数の変化は小規模ですが、なかなかきれいなオーロラの動きで、 最後は朝焼けに溶け込んでいきます。 この後、太陽風が再び強まると、 オーロラの活動も高まって行く可能性があります。 太陽では、2643黒点群の左側に新しい黒点が出現しています。 X線のグラフでは小さい変化しか起きていません。 放射線帯の高エネルギー電子は、高まった状態が続いていますが、 減少も始まっていて、GOES13(赤線)は10,000を割っています。 アラスカ、フェアバンクス近くのPoker Flatで、世界時25日8時〜13時に撮影されたオーロラ。 (c) 情報通信研究機構、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 世界時3月25日のAE指数速報値。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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