宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:18)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏の最新データがありません。
放射線帯電子が非常に強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/30 --- ---
3/29 --- ---
3/28 13:46 C3.2
12:13 C3.1
02:54 C5.1
01:52 C1.6

黒点  3/30 (NOAA)
磁場 フレア
2644 10 β C1
2645 12 β C5
2646 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:15 627 -3.4
-2 h 613 -1.6
-4 h 614 -1.7
-6 h 609 +0.0
-8 h 627 +3.4
-10 h 632 +4.3
-12 h 628 -0.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 - -/ -
-2 h - -/ -
-4 h - -/ -
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^4
3/30 0.4 6x10^4
3/29 0.4 4x10^4
3/28 0.4 1x10^4
3/27 0.4 2x10^4
3/26 0.4 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
地上磁場 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2017/ 3/25 14:11 太陽風は530km/秒と高速の風が続いています。磁気圏は比較的静穏です。
2017/ 3/26 08:58 太陽風の速度は450km/秒とやや高速です。次の高速太陽風が近づいています。
2017/ 3/27 10:31 2644黒点群が発達し、C1の小規模フレアを起こしました。
2017/ 3/28 10:53 太陽風の速度は650km/秒に高まり、磁気圏も活動的です。C5の小規模フレアが発生しています。
2017/ 3/29 14:05 太陽風の速度は700km/秒に高まっています。磁気圏も活動的です。
最新のニュース

2017/ 3/30 13:18 更新
太陽風は620km/秒と高速の風が続いています。フィンランドのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

谷口直樹さんよりいただいた、フィンランドのオーロラ写真を紹介します。
今日のオーロラは、現地3月2日の撮影で、
今日のニュースで紹介するオーロラのちょうど27日前の現象です。
この頃も、太陽風の速度は600〜700km/秒と高速で、
AE指数も500〜1000nTと活発に変化していました。

谷口さんによると、状況が良いことは分かっていたので、
昼のうちからどこで観測するかとワクワクソワソワしていたそうです。
日没後は、まだ空に太陽の光がかなり残る頃から活発なオーロラが現れ、
その後、爆発レベルのオーロラが何度も頭上で観測できたそうです。
オーロラの活動は夜明けまで続いたとのことで、
本当に素晴らしい夜になったようです。

オーロラが明るく輝く見事な写真をどうぞご覧下さい。
どうもありがとうございます。



現在の太陽風は、昨日からは一段速度が下がりましたが、
依然、620km/秒と高い速度の風が続いています。
磁場強度は、5nTと平均的な値が続いています。
前周期と同様に、高速太陽風は中盤を迎えているようです。

太陽風磁場の南北成分は、南を向いたり、北を向いたり、
時間帯で切り替わるような変化になっています。
南向きの時間帯を中心に、AE指数の変化も大きくなっていて、
500〜1000nTの中規模の変化が続いています。

アラスカ・フェアバンクスのオーロラの動画を、
世界時29日7〜10時にかけて掲載します。
途中から薄雲がかかってしまいますが、活発な活動が見られています。

SDO衛星AIA193の写真では、
太陽の中央部に丸いコロナホールの広がりが見えています。
前周期には見られなかった領域で、
3日後の4月2日以降の太陽風に影響を与える可能性があります。


太陽は、2644、2645黒点群が大きな姿を保っています。
一方、X線グラフの変化はBクラスに留まるようになり、
活動度は下がっているようです。


放射線帯の高エネルギー電子は、
10,000を超えて高まった状態が続いています。




フィンランド・ロバニエミ近くの湖のほとりで、現地3月2日に撮影されたオーロラ。
(c) 谷口直樹氏


フィンランド・ロバニエミ近くの湖のほとりで、現地3月2日に撮影されたオーロラ。
(c) 谷口直樹氏


アラスカ、フェアバンクス近くのPoker Flatで、世界時29日7〜10時に撮影されたオーロラ。
(c) 情報通信研究機構、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


世界時3月29日のAE指数(速報値)。
(c) 京都大学WDC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。