宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 3/27 10:31 更新 2644黒点群が発達し、C1の小規模フレアを起こしました。 担当 篠原 昨日、太陽の東側(左側)に現れた新しい黒点は、 2644黒点群と番号が付けられ、その後大きく発達しています。 その様子を、SDO衛星の可視光写真による動画で紹介します。 26日6時〜27日9時(世界時25日21時〜27日0時)の変化です。 X線の強度も次第に上昇して、小刻みな変化も増え、 27日9時(世界時27日0時)には、C1.3の小規模フレアが発生しました。 Cクラスに達するフレアの発生は、2月24日のC1.1以来、31日ぶりです。 SDO衛星AIA131による2644黒点群のフレアの動画を掲載します。 フレアの規模は小さいので、目立つほどの変化ではありません。 2644黒点群の今後の推移に注目して下さい。 太陽風は、昨夜にかけて速度は更に低下して、 370km/秒とやや低速の風になりました。 今朝の段階では、そのまま下がった状態が続いていますが、 磁場強度が、3nTから5nTに少し上がり、 太陽風の密度も高まる様子を見せています。 次の高速風の始まりが近づいているのかもしれません。 引き続き、太陽風の変化に注目して下さい。 太陽風磁場の南北成分は、0nTから弱い北寄りで推移しています。 このため磁気圏は静穏で、AE指数は小さい変化が起きている程度です。 今後、太陽風が強まって、磁場が南向きに変化するようになると、 磁気圏の活動も高まる可能性があります。 ライブカメラなどにも注目してください。 放射線帯の高エネルギー電子は、昨日と同程度で、 GOES15(青線)は10,000を超えた状態です。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 2644黒点群の活動の様子。SDO衛星AIA131。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 世界時3月26日のAE指数速報値。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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