宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:31)
今日、C1.3の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏の最新データがありません。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/27 08:48 C1.3
3/26 --- ---
3/25 --- ---

黒点  3/27 (NOAA)
磁場 フレア
2644 10 β C1

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:25 379 -0.0
-2 h 368 +2.3
-4 h 370 +0.4
-6 h 364 +1.6
-8 h 365 +0.9
-10 h 367 +1.5
-12 h 384 +0.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 - -/ -
-2 h - -/ -
-4 h - -/ -
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^4
3/27 0.3 2x10^4
3/26 0.4 2x10^4
3/25 0.4 2x10^4
3/24 0.5 4x10^4
3/23 0.4 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
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AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
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EIT284 (SOHO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2017/ 3/22 14:10 高速太陽風が到来し、速度は600〜650km/秒に高まっています。
2017/ 3/23 13:55 太陽風は700km/秒に高まり、磁気圏の活動も強まっています。フィンランドのオーロラをどうぞ。
2017/ 3/24 13:46 太陽風の速度は、550km/秒へ下がり始めています。フィンランドのオーロラ写真をどうぞ。
2017/ 3/25 14:11 太陽風は530km/秒と高速の風が続いています。磁気圏は比較的静穏です。
2017/ 3/26 08:58 太陽風の速度は450km/秒とやや高速です。次の高速太陽風が近づいています。
最新のニュース

2017/ 3/27 10:31 更新
2644黒点群が発達し、C1の小規模フレアを起こしました。

担当 篠原

昨日、太陽の東側(左側)に現れた新しい黒点は、
2644黒点群と番号が付けられ、その後大きく発達しています。
その様子を、SDO衛星の可視光写真による動画で紹介します。
26日6時〜27日9時(世界時25日21時〜27日0時)の変化です。

X線の強度も次第に上昇して、小刻みな変化も増え、
27日9時(世界時27日0時)には、C1.3の小規模フレアが発生しました。
Cクラスに達するフレアの発生は、2月24日のC1.1以来、31日ぶりです。
SDO衛星AIA131による2644黒点群のフレアの動画を掲載します。
フレアの規模は小さいので、目立つほどの変化ではありません。

2644黒点群の今後の推移に注目して下さい。


太陽風は、昨夜にかけて速度は更に低下して、
370km/秒とやや低速の風になりました。
今朝の段階では、そのまま下がった状態が続いていますが、
磁場強度が、3nTから5nTに少し上がり、
太陽風の密度も高まる様子を見せています。
次の高速風の始まりが近づいているのかもしれません。
引き続き、太陽風の変化に注目して下さい。

太陽風磁場の南北成分は、0nTから弱い北寄りで推移しています。
このため磁気圏は静穏で、AE指数は小さい変化が起きている程度です。

今後、太陽風が強まって、磁場が南向きに変化するようになると、
磁気圏の活動も高まる可能性があります。
ライブカメラなどにも注目してください。


放射線帯の高エネルギー電子は、昨日と同程度で、
GOES15(青線)は10,000を超えた状態です。



2644黒点群の発達の様子。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


2644黒点群の活動の様子。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


世界時3月26日のAE指数速報値。
(c) 京都大学WDC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。