宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 3/25 14:11 更新 太陽風は530km/秒と高速の風が続いています。磁気圏は比較的静穏です。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日のニュースの後、再び600km/秒に高まり、 その後は低下が続いて、530km/秒まで下がっています。 磁場強度は3nTヘ下がり、弱くなっています。 27日周期の図を見ると、 前周期の高速風は2月26日で終わっていて、 ちょうど今日に対応します。 このまま高速風は終わりに向かうのではないでしょうか。 太陽風磁場の南北成分は、北寄りの傾向が続いています。 このため、磁気圏も概ね静穏で、 AE指数のグラフは、小規模の変化が時々見られる程度です。 一方、SDO衛星AIA193では、コロナホールが太陽の中心部に広がり、 高速の太陽風が地球に向かって吹き出しているところです。 3日後の3月28日には、太陽風は高まった状態になっているでしょう。 太陽は、2643黒点群が小さく見えているだけで、 特に変化はなく静穏です。 放射線帯の高エネルギー電子は、昨日と同程度で、 10,000に達した状態が続いています。 世界時3月24日のAE指数速報値。 (c) 京都大学WDC 世界時3月25日のAE指数速報値。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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