宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 3/22 14:10 更新 高速太陽風が到来し、速度は600〜650km/秒に高まっています。 担当 篠原 高速の太陽風が到来し、600km/秒台の風になっています。 昨日の午後、21日15時(世界時21日6時)頃から 太陽風の速度は本格的に上昇を始めて、550km/秒に上がり、 更に、21日23時(世界時21日14時)に、600km/秒台に達しました。 以降、600〜650km/秒の間を推移しています。 太陽風の磁場強度は、10nTに高まった状態が続いています。 南北成分は、やや北寄りの印象ですが、 磁場全体が強まっているので、-5nT前後の南向きが繰り返し発生しています。 この影響で、磁気圏の活動も高まっていると思われますが、 現在、サーバの不調か、AE指数のデータを参照することができません。 SDO衛星AIA193では、太陽の左右にコロナホールが見えています。 右のコロナホールは、現在の高速太陽風の発生源となっている領域です。 一方、左のコロナホールは、 前周期の3月1日に始まる高速風をもたらした領域です。 27日周期で考えると、今回は3月28日頃から始まりそうです。 太陽は、東端に2643黒点群が出現しています。 NOAAの報告に黒点群の番号が書かれたのは、 3月6日以来で、およそ2週間ぶりです。 X線グラフには目立った変化はなく、活動としては穏やかです。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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