宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 3/17 11:00 更新 太陽風は低速風に変わり、磁気圏は穏やかです。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日いっぱいで再び400km/秒台を割り、 360〜370km/秒と低速の風に戻っています。 この数日、上がったり下がったり、微妙な変化が続いています。 太陽風の磁場強度も、速度の低下とともに3nTへ下がっています。 南北成分は北寄りに変わっていて、振れ幅も小さく、 磁気圏は穏やかです。 AE指数のグラフは、 最初と最後に300nTの小規模の変化が発生している程度です。 コロナホールが見えなくなったそのままに、 今回の太陽風は穏やかなまま推移するのかもしれません。 一方、SDO衛星AIA193では、 次のコロナホールが東側に見えています。 この領域は前周期もあり、 2月23日以降の高速太陽風の発生源となっていました。 コロナホールは、あと2日ほどで太陽の中心線に達し、 その3日後くらいから影響が地球へやって来ると考えると、 3月22日頃から太陽風の速度が高まりそうです。 太陽は、今日も黒点は見えません。 とても穏やかです。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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