宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 3/21 11:30 更新 太陽風磁場が強まり、高速風の到来が近付いているようです。 担当 篠原 昨日は3nTと弱い状態で安定していた太陽風の磁場強度が、 今朝くらいから次第に上昇して、現在、10nTに達しています。 高速太陽風の到来が近付いていると思われます。 太陽風の速度も、310km/秒から370km/秒へ まだ小幅ですが高まる変化をしています。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 太陽の中央部のコロナホールが西半球へ進み、 地球へ影響が及び始める目安の位置に達しています。 引き続き、太陽風の変化に注目して下さい。 磁気圏は、現在は静穏で、 AE指数は小さい変化が数回起きている程度です。 太陽風の磁場が強まっているので、 今後、南向きに大きく変化すると磁気圏の活動も活発になるでしょう。 太陽は、無黒点の状態が続き、 フレアの発生もなく穏やかです。 昨日のニュースで、 2月中旬に撮影されたフィンランドのオーロラ写真を紹介しました。 ぜひご覧下さい。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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