宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 3/13 16:17 更新 太陽風は340km/秒の低速風になっています。無黒点は続いています。 担当 篠原 しばらく前からSOHO衛星LASCO C3の画面を、 水星が右から左に横切っていました。 その様子に注目していたのですが、 今日、小さい彗星が太陽の手前を横切って行くのに気付きました。 3月9日から今日までのSOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。 左端から小さい光点が右へぐんぐん進んで行き、 太陽の近くでは左に向かって小さい尾も伸ばしています。 宇宙天気の現象ではありませんが、どうぞご覧下さい。 太陽風の速度は、昨日いっぱいで400km/秒を割り、 現在は340km/秒の低速風になっています。 27日周期の図の前周期も300km/秒近くまで下がっていたのですが、 今回も同様の推移になっています。 太陽風の磁場強度は、3nT前後と弱くなっています。 南北成分は南寄りになっているのですが、 振れ幅は小さく、速度も下がっているため、 磁気圏の活動は弱くなっていて、 AE指数は、500nTの変化も1回起きていますが、 その他は200nT程度の小さい変化が続いています。 SDO衛星AIA193の太陽写真は、 昨日紹介した様に中央部のコロナホールは消えてしまい、 全体がぼんやりと光っています。 この領域からやって来る太陽風がどのような変化になるのか、 今週の後半にかけて注目してください。 太陽は、今日も黒点はなく、とても穏やかです。 放射線帯の高エネルギー電子は、 GOES13(赤線)は1万を割り、 GOES15(青線)も1万にやっと届いた程度です。 引き続き低下していくでしょう。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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