宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 3/10 15:41 更新 高速太陽風は500km/秒まで下がってきました。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨夜から今朝にかけてもう一段下がり、 現在は500km/秒で安定しています。 少しずつ下がってきましたが、まだ高速風の状態です。 今回の高速風は3月1日に始まったので、 現時点で9日にわたって続いていることになります。 太陽風の磁場強度は、5nTで安定しています。 南北成分の振れ幅は小さくなってきましたが、 南向きの変化が目立っています。 このため、磁気圏は活動的な状態が続いていて、 AE指数は500nT前後の変化が続いています。 高速の太陽風は、終わりに近づいていると思われますが、 それとともに、磁気圏の活動も穏やかになっていくでしょう。 太陽は、今日も黒点は見えず、 X線グラフも目立った変化はありません。 SDO衛星AIA193の太陽写真でも、 明るく光る活動的な領域は特に見られず、太陽はとても穏やかです。 放射線帯の高エネルギー電子は、 今日も数万に達する高まりを記録していますが、 グラフの最新の値は下がりかけています。 こちらも、この後は次第に低下に向かうでしょう。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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