宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 3/ 9 13:32 更新 550km/秒の高速太陽風が続き、磁気圏の活動も活発です。 担当 篠原 太陽風の速度は、550km/秒のまま安定し、 高速の太陽風が続いています。 磁場強度も、5nTと平均的な強さで安定しています。 磁場の南北成分は、振れ幅がやや小さくなってきた様ですが、 南向きに頻繁に変化していて、 磁気圏の活動は高まった状態が続いています。 オーロラの活動度を示すAE指数のグラフは、 1000nT近い大きな変化が3回ほど発生しています。 この中の2番目の高まりにあたる、 世界時8日22時前後のオーロラの様子を、 南極・昭和基地の全天カメラの動画で紹介します。 オーロラの強い輝きが、2度にわたって観測されています。 動画のファイルサイズが普段よりも大きくなっているため、 表示に時間がかかるかもしれません。 見事な映像をご覧下さい。 27日周期の図の前周期の太陽風は、 500km/秒を割って、平均的な速度に戻りかけています。 今回も高速太陽風は終わりに近づいていると思われます。 太陽は、今日も無黒点です。 X線グラフも変化はなく、太陽はとても穏やかです。 放射線帯の高エネルギー電子は、 高まった状態が続いています。 高速の太陽風が続いているため、高まった状態で安定しています。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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