宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 3/ 7 13:29 更新 高速太陽風は続いていますが、速度は下がり始めています。太陽は無黒点です。 担当 篠原 太陽風は、高速の風が続いていますが、 速度はゆっくりと低下していて、昨日の630km/秒から、 現在は580km/秒ほどに下がっています。 27日周期の図の前周期の太陽風のグラフは、 既に500km/秒近くまで下がっています。 高速風の開始が遅れたのと同様に、 終わりのタイミングも遅れることになりそうです。 太陽風の磁場強度は、5nTと平均的な値で安定しています。 南北成分は、頻繁に南北に振れ、 磁気圏の活動は高まった状態が続いています。 AE指数のグラフは、800nTや1000nTを超える変化も発生しています。 昨日に続いて、アラスカ・フェアバンクスのオーロラの様子を、 オーロラカメラの動画で紹介します。 世界時6日9〜14時の変化で、 AE指数では、800nTの高まりが発生している時間帯です。 太陽風の速度は、この後も次第に低下して、 2日後くらいには高速の太陽風は終わりを迎えそうです。 太陽は、今日も無黒点です。 X線グラフも変化がなく、太陽はとても穏やかです。 放射線帯の高エネルギー電子は、 昨日と同程度に高まっています。 高速太陽風は終わりに近づいている様子なので、 高エネルギー電子も、今後は低下に向かいそうです。 (c) 情報通信研究機構、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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