宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 3/ 4 08:03 更新 高速太陽風が続き、磁気圏の活動も活発に続いています。 担当 篠原 太陽風は、高速の状態が続いています。 昨日いっぱいは700km/秒を保ち、 今日に入った頃から650km/秒に少し下がりましたが、 依然、かなり高い速度を保っています。 高速風は3日目に入っています。 太陽風の磁場強度は、5nTと平均的な値が続いています。 南北成分は、南北どちらにも振れていて、 -4nT程度の南向きの変化が頻繁に発生しています。 このため、磁気圏の活動は活発な状態が続き、 オーロラの活動度を示すAE指数のグラフは、 500〜1000nTの中規模の変化が一日にわたって発生しています。 この中の、世界時3日5〜11時のオーロラの様子を、 アラスカ・フェアバンクスのオーロラカメラの動画で紹介します。 6時間にわたってオーロラの激しい動きが夜空を飾っています。 SDO衛星AIA193では、 南半球の低緯度域のコロナホールは西に去り、 太陽の中心線付近に見えるのは、 南極近くの高緯度域のコロナホールだけです。 27日周期の図を参照すると、 前周期はさらに4日ほど高速風が続いています。 今回はどこまで続くか、注目してください。 太陽は、2461黒点群が消えて、 無黒点になっているようです。 X線グラフもほとんど変化はなく、穏やかです。 放射線帯の高エネルギー電子は、 GOES13、15の両衛星で、 10,000を超えて高まった状態が続いています。 昨日の種子島ロケットコンテストは、 良い天気と、穏やかな風に恵まれて、とても楽しい大会になりました。 日の出前に会場に入って、夕方の競技の終わりまで、 半日にわたって芝生を走り回って 多くのチームの活躍を見ることができました。 今日は、JAXAの施設見学と講演会などでのんびり過ごします。 (c) 情報通信研究機構、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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