宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 3/ 2 08:07 更新 高速太陽風が到来し、700km/秒に高まっています。磁気圏の活動も活発です。 担当 篠原 昨日の夕方から、太陽風の速度は上昇を始め、 現在は、700km/秒とかなり高い速度の風に変わっています。 注目していた高速太陽風がやって来ました。 27日周期の図で前周期と比べると、 2日ほど遅れての到来になりました。 前回の高速風は、700km/秒を超えるくらいまで速度が高まりましたが、 今回も同様の高い速度になっています。 太陽風の磁場強度も、 速度の高まりが始まる頃に、20nTまで高まっています。 その後はすぐに低下して、現在は5nTと平均的な強さに戻っています。 磁場の南北成分は、大きく南北に変化しています。 このため、磁気圏の活動は高まっていて、 AE指数のグラフは、後半から1000nT前後の活発な変化が続いています。 この中の、世界時19時前後のオーロラの様子を、 ノルウェー・トロムソの全天カメラの動画で紹介します。 空全体を激しいオーロラの輝きが飾っています。 SDO衛星AIA193を見ると、 現在は、南極近くのコロナホールが太陽の中心線近くに見えています。 前周期の太陽風は、この辺りの領域も含めて、 全体で9日にわたって続きました。 今回はどこまで高速風が続くのか、この後の変化に注目して下さい。 太陽は特に変化はなく、穏やかです。 昨日のニュースでは、 先週に撮影されたニュージーランドのオーロラ写真を紹介しました。 ぜひご覧下さい。 また、今年も種子島ロケットコンテストに参加するため、 今日から日曜日まで種子島に行きます。 期間中は記事の更新が不定期になります。ご了解下さい。 今、高速船で鹿児島港から種子島に向かっているところです。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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