宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 2/28 12:51 更新 新しい黒点が出現し、Bクラスの小さいフレアが増えています。 担当 篠原 太陽の北東(左上)に、新しい黒点が出現して、 2641群と番号が付けられています。 出現とともにBクラスの小さいフレアを何度も起こし、 X線グラフは少しにぎやかになっています。 最大の活動はB9.3に達していて、 もう少し強まれば、Cクラスのフレアも発生しそうです。 太陽風は、昨夜遅くに350km/秒まで遅くなりましたが、 その後、上昇に転じて、 現在は410km/秒と平均的な速さに戻っています。 太陽風磁場の大まかな方向が切り替わるセクター境界がやって来て、 太陽風の様子が少し変わったようです。 磁場用度は、5nT前後と平均的な値で安定しています。 しかし、南北成分は弱い南寄りに傾向が変わり、 磁気圏では、AE指数500nT前後の中規模の活動が 発生するようになっています。 27日周期の図を見ると、 前周期の今頃は、既に高速の太陽風が到来していました。 今回もこれから始まると思われます。 今後の太陽風の変化に注目してください。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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