宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 2/26 09:32 更新 高速の太陽風は終わりに近付き、磁気圏も穏やかになっています。 担当 篠原 太陽風の速度はゆっくりと低下が続き、 480km/秒と高速の状態が終わりかけています。 前周期と同じく、高速風は3日弱の継続期間となりそうです。 太陽風の磁場強度も2〜4nTとやや弱い状態です。 27日周期の図の前周期を参考にすると、 この後、磁場の大まかな方向が切り替わるセクター境界を通過し、 セクターのグラフが「A」から「T」へ変わりそうです。 磁場の南北成分は、0nTからやや北寄りの傾向になっています。 このため、磁気圏の活動度は低下して、 AE指数は小さい変化が時々見られる程度になっています。 高速風も終わりに近付き、 オーロラの活動は穏やかになりそうです。 一方、SDO衛星AIA193の太陽写真では、 コロナホールが太陽の中央から南半球に向かって、 縦に太く伸びています。 3日後くらいから、この領域の影響で太陽風が強まりそうです。 前周期は、1月31日から2月8日まで 一週間以上にわたって高速風が続きました。 今回はどのような風がやって来るでしょうか。 太陽は、西に現れた新しい黒点に2639群と番号がつき、 東側にも小さい黒点が出現しているようです。 X線のグラフに変化はなく、活動は穏やかです。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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