宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 2/24 08:12 更新 高速の太陽風が到来し、速度は600km/秒まで高まっています。 担当 篠原 昨日のニュースの直後に、太陽風の速度は上昇を開始し、 23日23時(世界時23日14時)頃、 500km/秒に達して高速の風になりました。 その後も上昇は続いて、 今朝、24日5時(世界時23日20時)には、 600km/秒まで上がっています。 太陽風の磁場強度も、昨日のニュース以降、 10nT前後に強まった状態が続いています。 27日周期の図を見ると、 前周期から半日ほど遅れて高速風の到来になりました。 前周期は600km/秒まで高まっていたのですが、 今のところ、今回も同程度の速さに達しています。 太陽風磁場の南北成分は、 比較的北寄りに変化しているようです。 その中で、-5nTに達する南向きの変化も起きています。 この影響で磁気圏の活動もやや高まっていて、 AE指数は、300〜700nTの小中規模の変化が、 間をあけて発生しています。 前周期の高速風は、2日半ほど続きました。 コロナホールの規模は同じくらいなので、 今回も3日程度の継続期間になるのではないでしょうか。 SDO衛星AIA193の写真には、 次のコロナホールも太陽の東側(左側)に見えています。 5日後くらいから、こちらの影響で再び太陽風は強まりそうです。 太陽では、2638黒点群がやや活動的な状態を保っています。 今朝、24日6時(世界時23日21時)には、 C1.3の小規模フレアを起こし、 その他にもBクラスの小さいフレアを数回発生させています。 一方、黒点は小さくなっているようで、 フレアの活動も次第に弱まっていきそうです。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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