宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:11)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏の最新データがありません。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/20 --- ---
2/19 --- ---
2/18 --- ---

黒点  2/20 (NOAA)
磁場 フレア
2636 1 α ---
2637 2 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:04 532 -1.5
-2 h 530 +1.2
-4 h 536 +2.2
-6 h 540 +2.9
-8 h 538 +0.9
-10 h 542 -1.5
-12 h 573 -0.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 - -/ -
-2 h - -/ -
-4 h - -/ -
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^3
2/20 0.4 2x10^3
2/19 0.4 7x10^2
2/18 0.4 4x10^2
2/17 0.4 1x10^3
2/16 0.4 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
地上磁場 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2017/ 2/15 13:27 太陽風は300km/秒に下がっています。磁気圏も静かです。
2017/ 2/16 12:58 300km/秒の低速の太陽風が続いています。
2017/ 2/17 13:07 太陽風の速度は500km/秒に上がり、高速風が到来しました。
2017/ 2/18 11:32 高速太陽風が続き、磁気圏の活動も高まっています。
2017/ 2/19 11:41 太陽風の速度は600km/秒近くまで高まっています。
最新のニュース

2017/ 2/20 13:11 更新
太陽の中心部でフィラメント噴出が発生しました。高速の太陽風は続いています。

担当 篠原

昨日、19日14時(世界時19日5時)頃に、
太陽の中央部でフィラメント噴出が発生しました。
SDO衛星AIA193とAIA304による動画を掲載します。
ダーク・フィラメントと呼ばれる黒い筋状のコロナのガスが、
激しく飛び出しています。

太陽の中心近くで発生しているため、
噴き出したガスは、
地球の方向へも向かっている可能性があります。
SOHO衛星の写真では、変化はほとんど分からず、
噴き出しは小規模のようですが、
3〜4日後の22〜23日頃の太陽風に
影響が見られるかもしれません。
磁場の強まりがやって来て、大きく南向きに振れるなどすると、
磁気圏の活動を激しくする可能性があります。

太陽では、東端の南半球に出現した黒点に、
2637群と番号が付けられています。
また、北半球側からも黒点が現れています。
この領域は、小さい活動を活発に起こしているようで、
今後、C以上のフレアの発生につながるかもしれません。


太陽風は、速度が580km/秒から530km/秒へ
ゆっくりと下がっていますが、高速の状態は続いています。
磁場強度は、5nTと平均的な状態が続いています。

磁場の南北成分は、比較的北寄りですが、
時々、南向きにも変化しています。
このため、AE指数のグラフは、
500nTを超える高まりが発生したり、
静かな状態が続いたりと、様子が変化しています。

SDO衛星AIA193の太陽写真では
コロナホールの最後の広い領域が、
太陽の中心部に達しています。
3日後の23日頃は、太陽風が勢いを増しそうです。



太陽の中央部で発生したフィラメント噴出。SDO衛星AIA193、304。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。