宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 2/19 11:41 更新 太陽風の速度は600km/秒近くまで高まっています。 担当 篠原 太陽風の速度は、550km/秒へ上がり、 より高速の風になっています。 グラフの最後では、590km/秒に達しています。 太陽風の磁場強度は、5nTから一時的に10nTに強まって、 現在は、再び5nTと平均的な強度に戻っています。 太陽風磁場の南北成分は、 やや北寄りの傾向に変わっていますが、 時々、南向きに変化して、磁気圏の活動を高めています。 このため、AE指数のグラフは、 変化の小さい時間帯が目立っていますが、 時々、500〜700nTくらいの中規模の変化も発生しています。 その中の、世界時18日19〜20時頃のオーロラ活動の高まりを、 ノルウェー・トロムソの全天カメラの動画で紹介します。 空全体を覆うようなオーロラの光が、活発に動いて見えます。 SDO衛星AIA193では、太陽の東側(左側)に、 やや大きいコロナホールの広がりが見えています。 27日周期の図の前周期、 1月26〜28日に高速の太陽風をもたらした領域です。 今回も、4日後の2月23日前後に、 この領域の影響が強まりそうです。 太陽は、東端(左端)の南半球側から、 新しい黒点が顔を出しています。 SDO衛星のAIA193の動画では、 北半球側の東端にも活動的な領域があるようで、 この後、こちらからも黒点が現れるかもしれません。 ノルウェー・トロムソの全天カメラにより撮影された、世界時18日19〜20時頃のオーロラ。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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