宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 2/16 12:58 更新 300km/秒の低速の太陽風が続いています。 担当 篠原 太陽風の速度は、300km/秒と低速の状態が続いています。 磁場強度も、4〜5nTと平均的な状態で安定しています。 SDO衛星AIA193を見ると、 南半球を東西に伸びるコロナホールの先頭(右端)は、 太陽の西の端に近づいていて、 影響は見え始めても良い頃です。 27日周期の図で前周期と比べると、 高速風の始まりは、既に2日ほど遅くなっています。 今後、太陽風の変化は到来すると思われますが、 始まりのタイミングを含め、推移に注目してください。 磁気圏も、基本的には静穏な状態が続いています。 オーロラの活動度を示すAE指数のグラフは、 一時的に400nTの高まりを記録していますが、 これは、太陽風の磁場が南向きにやや強まった影響のようです。 今後、高速太陽風が到来すると、 磁気圏の活動もより高まっていくでしょう。 太陽は、東端に現れた新しい黒点に、 2636群と番号が付けられています。 X線グラフは特に変化はなく、太陽も穏やかな状態が続いています。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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