宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 2/11 09:20 更新 太陽風は平均的な状態ですが、磁気圏はやや活動的です。 担当 篠原 太陽風は、430km/秒と平均的な速さで安定しています。 磁場強度も、5nTと平均的な値です。 磁場の南北成分は、 -3nT程度ですが、南向きの変化が頻繁に見られ、 オーロラの活動度を示すAE指数のグラフは、 500nTに達する中規模の変化が、3回ほど発生しています。 27日周期の図の前周期を見ると、 太陽風の速度は、1月14日に、 400km/秒台から300km/秒台へ一段と下がっています。 今回も、これからより遅くなっていくのでしょうか。 一方、SDO衛星AIA193では、 太陽の東側(左側)の赤道域に、 コロナホールの暗い影が細長く見えています。 27日前の太陽と比較すると、 コロナホールの広がりは、少し狭くなっているようです。 2月15日頃に始まると予想される高速太陽風の変化は、 前周期より弱くなるかもしれません。 2635黒点群は、太陽のちょうど中央部に見えていますが、 X線グラフは変化がなく、太陽はとても穏やかです。 放射線帯の高エネルギー電子は、更に減少して、 GOES13、15の両衛星で、10,000を割っています。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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