宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 2/ 6 13:38 更新 太陽風の速度が再び高まり、650km/秒に達しました。現在も高速風は続いています。 担当 篠原 昨日の午後から、太陽風の速度が再び高まり始め、 5日19時(世界時5日10時)には、600km/秒に高まりました。 その後、更に650km/秒まで速度は高まり、 現在も590km/秒と高い速度を保っています。 前周期の太陽風には見られなかった、 2回目の高まりです。 この太陽風の変化により、磁気圏の活動も再び高まって、 AE指数のグラフは、 500〜800nTの中規模の変化が発生しています。 グラフの中央付近の世界時5日18〜19時頃のオーロラの高まりを、 ノルウェー・トロムソの全天カメラで紹介します。 月のため、夜空が明るくなっていますが、 負けない明るさでオーロラが輝いています。 27日周期の図では、 前周期よりも早く終わるかと思われた高速太陽風ですが、 前周期同様の継続期間になりそうです。 太陽は、東端に2634黒点群が現れ、 無黒点にはなっていません。 しかし、活動は特になく、静かな状態が続いています。 放射線帯の高エネルギー電子は、 10,000を超えた状態は続いていますが、 昨日よりも少し下がっています。 2回目の太陽風の高まりの影響が、今後見られるでしょうか。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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