宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 2/ 2 13:15 更新 600km/秒台後半の高速太陽風が続き、磁気圏の活動も活発です。 担当 篠原 太陽風の速度は、 650〜700km/秒と、かなり高い状態が安定して続いています。 27日周期の図の前周期とよく似た推移です。 磁場強度は、6nTから5nTへ少し下がっていますが、 平均的な値です。 南北成分は、やや南寄りの傾向で、 -3nT前後の南向きの変化が頻繁に発生しています。 磁気圏の活動は活発な状態が続き、 AE指数のグラフは、 500〜1000nTの中規模の変化が一日にわたって発生し、 最大では、1500nTの変化に達しています。 その時間帯を含む、活発なオーロラの様子を、 アラスカ・フェアバンクスの動画で紹介します。 明るいオーロラの輝きが、空全体を覆っています。 SDO衛星AIA193では、 赤道付近のコロナホールは西に進み、 南極へ向かって伸びる、 中高緯度の領域が中央に見えています。 前周期の高速風の継続期間から考えると、 この部分の影響も引き続きやって来そうです。 太陽は、2629群と2632群の間に、 新しい黒点が発生しています。 X線グラフに変化はなく、活動は穏やかです。 放射線帯の高エネルギー電子が、 GOES13、15の両衛星で10,000に達しています。 こちらも前周期同様に、 これから高まった状態が続きそうです。 (c) 情報通信研究機構、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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