宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 2/ 3 14:37 更新 太陽風は、600km/秒の高速風が続いています。1月の黒点相対数は 25.8 でした。 担当 篠原 WDC-SILSOより、 1月の黒点相対数は、25.8 と発表されました。 1月は、4日から11日にかけて黒点数0の日が続き、 前半の黒点数は低調だったのですが、 後半は、ほとんどの日で30を超える状態が続き、 全体としては、前月の18.9を上回る結果となりました。 グラフ全体を見れば、 極小へ向かう減少の流れの中にあるのですが、 1月下旬からの、黒点がやや目立つ状態がどこまで続くのか、 そちらにも注目しています。 1月の無黒点の日は、8日ありました。 前半に集まっていますが、 数字としては前月よりも増えています。 現在の太陽風は、速度は少し下がったものの、 依然、600km/秒と高い速度を保っています。 磁場強度も、5nTと平均的な値が続いていて、 高速風の領域は、まだ中盤にあるようです。 太陽風磁場の南北成分は、 振れ幅は小さいですが、比較的南寄りで推移しています。 このため、磁気圏の活動も高まった状態が続き、 AE指数は、500nT前後の中規模の変化が続いています。 太陽は、昨日新しく現れた黒点に、 2633群と番号が付いています。 しかし、今日の写真では、既にかなり見にくくなっています。 放射線帯の高エネルギー電子は、 10,000を超えて、高まった状態が続いています。 前周期は、100,000には届きませんでしたが、 今回はどうなるでしょうか。 太陽黒点相対数の長期変化。1月の黒点相対数は 25.8 でした。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース 1970年以降の太陽黒点相対数の長期変化。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース 1970年以降の月毎の無黒点の日数。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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