宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2017/ 2/ 5 10:40 更新 太陽風の速度は500km/秒まで下がり、高速風は終わりに近付いています。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨夕に600km/秒台を割って、 550km/秒程度に下がり、 今朝までその状態が続きましたが、 現在は、500km/秒近くまで下がっています。 高速の状態は保っていますが、 高速風領域としては、終わりが近付いているようです。 27日周期の図の前周期と比べると、 500km/秒へ下がる変化は、2日ほど早まっています。 前周期は、もう1日ほどかけて 平均的な速さに戻っていきましたが、 今回はどうでしょうか。 太陽風磁場の南北成分は、 3nTから5nTへ少し上がっています。 南北成分は、南寄りの傾向が続き、 グラフの最後は、-4nT程度の南向きに振れています。 磁気圏の活動は、AE指数のグラフでは、 中盤までは300nT程度の小規模の変化になっていましたが、 終わりの辺りで、500nTを超えるくらいにやや強まっています。 太陽風磁場が、南向きにやや強まっている影響でしょう。 昨日に続いて、 ノルウェー・トロムソの全天カメラの動画を掲載します。 世界時5日0〜1時と、AE指数が強まっている時間帯です。 夜空全体を、明るいオーロラの光が飾っています。 太陽は、西の端に2632黒点群が見えているだけです。 このまま無黒点になるでしょうか。 X線グラフは、Bクラスの小さい変化が起きているだけで、 太陽は穏やかです。 放射線帯の高エネルギー電子は、 10,000を超えて、高まった状態が続いています。 昨日よりも、少し増えているようですが、 太陽風が落ち着いてきたので、今後は減少に向かうでしょう。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |