宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 2/ 4 09:57 更新 600km/秒の高速太陽風が続き、磁気圏も活動的です。 担当 篠原 太陽風は、600〜650km/秒と高い速度が続いています。 DSCOVR衛星のグラフの前半は、 上下しながら650km/秒近い高めの速度が続いていますが、 後半になると上下の変化が減り、 600km/秒付近で落ち着くようになっています。 高速風の領域も、後半に向かっているのでしょう。 太陽風の磁場強度も、5nTから4nTへ少し下がっています。 南北成分は、南寄りの傾向が見られ、 磁気圏の活動も、高まった状態が続いています。 オーロラの活動度を示すAE指数のグラフは、 500nT前後の小中規模の変化が一日にわたって続いています。 世界時3日19〜20時頃のオーロラの様子を、 ノルウェー・トロムソの全天カメラの動画で紹介します。 あまり派手な変化はありませんが、 このような活動が、この前後の時間もずっと続いている印象です。 SDO衛星AIA193を見ると、 南半球のコロナホールも、西に遠ざかりつつあります。 高速太陽風は、次第に終わりに向かって行くでしょう。 太陽は、2633黒点群はほとんど見えなくなり、 2629、2632群も、西の端に近付いています。 X線グラフの変化もなく、太陽はとても穏やかです。 放射線帯の高エネルギー電子は、 10,000を超えて高まった状態が続いていますが、 変化は落ちついています。 ノルウェー・トロムソの全天カメラにより撮影された、世界時3日19〜20時頃のオーロラ。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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