宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 1/29 11:22 更新 高速太陽風は終わりつつあります。C2.8の小規模フレアが発生しました。 担当 篠原 太陽風の速度は、 昨日の午後にかけて、再び550km/秒へ高まる変化が見られましたが、 夜以降はゆっくりと低下して、 現在は450km/秒とやや高速の状態になっています。 今回の高速風は、3日ほど続いたところで終わりを迎えそうです。 太陽風の磁場強度は、6nT前後で安定しています。 南北成分は、0nT付近で小さく変化する程度ですが、 オーロラの活動度を示すAE指数のグラフは、 後半に、300〜500nTの小規模の変化も起きています。 太陽風が落ち着いてきたので、 磁気圏の活動も更に静かになっていくでしょう。 SDO衛星AIA193のコロナの写真では、 赤道から南半球へ広がるコロナホールの右端が、 太陽の中心線に達しています。 3日後くらいから、 今度はこの領域の影響で高速の太陽風が始まりそうです。 前周期は、1週間近く速度の高い太陽風が続きました。 オーロラの活動の高まりにも注目してください。 太陽では、西端(右端)の2628黒点群のとなりで、 C2.8の小規模フレアが発生しています。 SDO衛星AIA131による動画を掲載しますが、 この領域は、すぐに太陽の向こう側に回って見えなくなります。 太陽の西端(右端)で発生したC2.8の小規模フレア。SDO衛星AIA131。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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