宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 1/27 13:32 更新 高速太陽風が到来して、600km/秒に高まっています。磁気圏も活動的です。 担当 篠原 深夜、26日23時(世界時26日14時)頃から、 太陽風速度の上昇が始まり、 27日1時(世界時26日16時)には、 500km/秒に達して高速風になり、 現在は、600km/秒まで高まっています。 27日周期の図で前周期と比較すると、 高速風の到来は1日ほど早くなり、 最高速度も、前周期の550km/秒を上回っています。 速度の変化に先だって、 太陽風の磁場強度も10nTへ高まり、 今朝には、15nTまで強まりました。 現在は10nTに少し下がっていますが、 依然、強まった状態が続いています。 磁場の南北成分は、南北両方に変化が起きています。 このため、磁気圏の活動も断続的に強まっていて、 AE指数は、500〜1300nTの活発な変化が、 繰り返し発生しています。 極域では、にぎやかにオーロラが輝いているのではないでしょうか。 SDO衛星AIA193を見ると、 今回の高速風をもたらしたコロナホールは、 広がりとしてはあまり大きくないため、 高速風の継続期間は、3〜4日程度でしょう。 一方、東端から次のコロナホールが姿を現しています。 2月に入る頃には、この領域の影響が及び始めるでしょう。 太陽では、2629黒点群の活動度が下がり始めているようで、 X線グラフの小さい変化は、少なくなっています。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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