宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 1/21 11:32 更新 高速太陽風は500km/秒まで下がっています。太陽で小さいフレアが頻発しています。 担当 篠原 太陽風の速度は、ゆっくりと低下が続いて、 昨日の570km/秒から、現在は500km/秒まで下がっています。 磁場強度は、5nTと平均的な状態が続いています。 27日周期の図を見ると、 前周期の高速太陽風は12月28日まで続いています。 この27日後を考えると、3日後の1月24日に相当します。 今回の高速風はどこまで続くでしょうか。 太陽風磁場の南北成分は、 0nTを挟んで、南北にゆっくりと変化しています。 これに合わせて、磁気圏の活動も数時間おきに高まっている様で、 AE指数のグラフでは、300〜500nTの小規模の高まりが、 間をあけて繰り返し発生しています。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 太陽の東側(左側)にコロナホールが見えています。 次の太陽風の変化は、この領域がもたらすでしょう。 前周期を参考にすると、27〜28日頃になりそうです。 太陽は、東側の新しい黒点に、 2627群、2628群と番号が付けられています。 2つの領域では、Bクラスの小さいフレアが頻繁に発生していて、 X線のグラフに変化が目立っています。 更に規模が高まって、Cクラスに達するでしょうか。 この後の活動の変化に注目して下さい。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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