宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 1/15 10:25 更新 太陽は穏やかです。太陽風は低速の状態で、磁気圏も静穏です。 担当 篠原 太陽の東端の黒点が、良く見えるようになってきました。 2626群と番号が付き、 その下に見えていた小さい黒点は、今日は消えています。 一方、太陽の中央部に小さい黒点が発生しているようです。 SDO衛星AIA193の太陽写真の、 コロナホールの間に挟まった、明るい点の場所です。 X線のグラフは、Bクラスの小さい変化が1回起きた程度です。 黒点の周囲では、小さい変化が頻発していますが、 全体としては、太陽は穏やかです。 太陽風は、350km/秒へ更に速度が下がり、 すっかり、低速の風になっています。 磁場強度は、4nTから2nTヘ一旦下がり、 再び4nTヘ上がる変化をしています。 27日周期の図を見ると、 セクターの切り替わりが前周期の様にはっきりと現れず、 TとAの間を行き来しています。 磁気圏は静穏で、 オーロラの活動度を示すAE指数のグラフは、 小さい変化が見られる程度です。 SDO衛星AIA193の写真では、 太陽の中央のコロナホールが中央線に近付き、 3〜4日後くらいに影響が始まりそうです。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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