宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 1/13 10:51 更新 太陽で1か月ぶりにCクラスフレアが発生しました。 担当 篠原 深夜の13日1時(世界時12日16時)に、 太陽の東端でC3.8の小規模フレアが発生しました。 SDO衛星AIA131による動画を掲載します。 Cクラスに達するフレアの発生は、 12月11日(世界時10日)のC4.0以来と、1か月ぶりです。 太陽はずいぶん静かになっています。 このフレアに伴って、 CME(太陽ガスの放出現象)も発生しています。 SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。 地球からは横に向かっているので、影響はありません。 太陽の可視光写真では、東端(左端)に新しい黒点が発生し、 2625群と番号が付けられています。 また、更に東端の近くにも黒点が顔を見せています。 フレアが発生したのは、この領域のようです。 今後の活動に注目して下さい。 太陽風は、370km/秒へ速度が下がり、 やや低速の状態です。 磁場強度は、4〜5nTと平均的な値です。 磁気圏は穏やかで、 AE指数は、小さい変化が1回起きている程度です。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 北半球の中央部に細長いコロナホールと、 東側の赤道域にコロナホールが広がっています。 今後は、これらの領域の影響がやって来るでしょう。 前周期は、12月21日から高速風が始まっていましたが、 今回はどうなるでしょうか。 1月17日前後に注目してください。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) C3.8のフレアに伴って発生したCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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