宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 1/11 15:32 更新 太陽風は高速ですが、520km/秒に下がっています。 担当 篠原 昨日のニュース以降、太陽風の速度はゆっくりと低下して、 今朝くらいに520km/秒まで下がり、 以降、その付近で安定しています。 高速の状態は続いていますが、勢いは下がっています。 27日周期の図を見ると、 前周期は、12月14〜15日に500km/秒を割り、 その後、平均的な速さに戻っています。 今回もこの後、次第に速度が下がって行くでしょう。 太陽風の磁場強度は、4nT前後で安定しています。 南北成分は、北寄りから南寄りに変わっていて、 AE指数のグラフでは、中盤に中規模の高まりが発生しています。 太陽風が落ち着いてくると、磁気圏も穏やかになっていくでしょう。 太陽は無黒点の状態ですが、 X線グラフに、Bクラスの小さい変化が繰り返し発生しています。 最大はB8.8と、もう少しでCクラスに達する規模でした。 発生地点は、西の端(右端)のやや北半球側で、 この後、すぐに見えなくなっていきます。 放射線帯の高エネルギー電子は、高まった状態が続いていますが、 減少している様子も見られます。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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