宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2017/ 1/ 8 12:06 更新 670km/秒の高速太陽風が続いています。太陽は穏やかです。 担当 篠原 太陽風は、670km/秒と高い速度の風が続いています。 27日周期の図を見ると、 2日半ほど、700km/秒前後の高い速度が続いています。 太陽風の磁場強度は、5nT前後と平均的な値です。 南北成分は、南北両方に変化しています。 南向きがやや強まったタイミングを中心に、 磁気圏の活動も活発に続いていて、 AE指数は、1000nT前後の大きい変化と、 250〜500nTの小さい変化が入れ替わるように発生しています。 極域では、活発なオーロラの変化が 見られているのではないでしょうか。 SDO衛星AIA193では、 今回の高速太陽風をもたらしたコロナホールは、 太陽の西の端に達しています。 高速風は次第に弱まっていきそうです。 一方、太陽の中心に小さいコロナホールがあります。 このコロナホールは、27日前にはもっと小さく、 一周する間に広がっていたようです。 規模は小さいですが、 3〜4日後の太陽風に影響が見られるかもしれません。 太陽は、今日も黒点がありません。 X線のグラフも変化はなく、太陽はとても静かです。 放射線帯の高エネルギー電子は、 GOES15に続いて、GOES13も10,000に達しました。 しばらく高まった状態が続きそうです。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |