宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 1/ 7 11:01 更新 600km/秒台後半の高速太陽風が続いています。アラスカの元日のオーロラをどうぞ。 担当 篠原 臼井元明さんより、アラスカ・フェアバンクスで、 元日の夜に撮影されたオーロラの動画をいただきました。 2017年のオーロラ写真の第一号です。 年末の現地は大雪で、 交通機関も一部閉鎖されるほどだったそうです。 しかし、元日の夜にオーロラが現れ、 その様子を動画にされたとのことです。 1月3日のニュースに掲載しているAE指数のグラフを見ると、 世界時2日8時半に700nTの急な変化が発生しています。 この活動に対応するオーロラだと思われます。 全天カメラの動画とは、臨場感が一味違います。 臼井さんからは、 毎年オーロラの写真を見せていただいているのですが、 今回は、宇宙天気ニュースに合わせて、 gifアニメの形式で作成して下さったのではないかと思います。 どうもありがとうございます。 太陽風は、かなり高まった速度が続いています。 昨日の午後に700km/秒を割りましたが、 以降も、650〜700km/秒と高い速度が続いています。 太陽風の磁場強度は、5nTと平均的な値で安定しています。 南北成分は、頻繁に南北に変化していますが、 振れ幅は小さく、磁気圏の活動は活発ですが、規模は小さめです。 AE指数のグラフを見ると、300〜500nTの小規模の活動が中心で、 時々、700〜900nTの中規模の変化が発生しています。 27日周期の図を見ると、 前周期の高速風は、これからゆっくりと低下に向かっています。 今回の高速風も同様の推移となりそうです。 太陽は、今日も黒点は見えず、 静かな状態が続いています。 放射線帯の高エネルギー電子は、 GOES15(青線)が10,000に達しています。 高速風が続いているので、増加が続く可能性があります。 (c) 臼井元明氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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