宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 1/ 4 13:56 更新 太陽風の速度は一旦上がって、すぐに下がりましたが、再び上昇を始めそうです。 担当 篠原 昨日の夕方から、太陽風の速度は上昇を始め、 3日21時(世界時3日12時)には、500km/秒に達しました。 高速風領域の回帰が始まったと思われたのですが、 今日に入った頃から速度は低下し始めて、 今朝早くには400km/秒と平均的な速度に戻ってしまいました。 昨日(もしくは2、3日前)の記事のSDO衛星AIA193の写真を見ると、 コロナホールの右に向かって細長く伸びている部分があります。 この領域の影響が少し早めにやって来たのかもしれません。 現在の太陽風は、速度は400km/秒ですが、 磁場強度が15nTに強まっています。 これから高速太陽風の本体部分がやって来るようです。 この後の太陽風の変化に注目して下さい。 太陽風の高まりに伴って、 磁気圏の活動もやや活発になっています。 AE指数は、最初に1000nTとやや大きい変化を記録して、 以降、500nT前後の変化が半日ほど続いています。 最後の400nTの高まりにあたる、 世界時3日22時前後のオーロラの様子を、 ノルウェー・スバールバル島の全天カメラの動画で紹介します。 頭上でオーロラの輝きが華やかに続いています。 太陽は、西側に昨日見えていた小さい黒点に、 2624黒点群と番号が付きましたが、 今日の写真ではほとんど見えなくなっています。 ここでBクラスの小さいフレアが発生していますが、 太陽は、全体としてはとても穏やかです。 ノルウェー・スバールバル島Longyearbyenの全天カメラにより撮影された、世界時3日21〜23時のオーロラ。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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