宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2017/ 1/ 2 11:59 更新 太陽風の速度は下がり、高速風は1日半ほどで終わりました。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日の朝がピークだったようで、 昼以降はゆっくりと低下が続いて、 現在は430km/秒と平均的な速度にもどっています。 今回の太陽風速度の高まりは、 1日半ほどで終わってしまいました。 太陽風の磁場強度も、3nT程度にやや弱まっています。 磁場の南北成分は、 掲載している太陽風のグラフの前半は、 やや南寄りになっていますが、 後半は0nT付近で小さくなっています。 オーロラの活動度を示すAE指数のグラフは、 データエラーが含まれているようで、全体的に太くなっていますが、 グラフの中盤までは、細かい変化が見られ、 磁気圏はやや活動的だったようです。 後半になると、変化がなくなっていて、 磁気圏は穏やかになっています。 その変化の切り替わりの頃、 世界時1日17〜19時頃のオーロラの様子を、 ノルウェー・スバールバル島の全天カメラの動画で紹介します。 現地でも新年を迎えた後のオーロラです。 太陽風の乱れは落ち着きましたが、 SDO衛星AIA193では、南北(縦方向)に大きく広がるコロナホールが、 太陽の中心に達しています。 2〜3日後から、この領域による高速の太陽風が始まるでしょう。 太陽は、昨日中央部に見えていた小さい黒点はすぐに消え、 今日は、違う小さい黒点が中央部に見えています。 掲載の写真ではかろうじて見える程度です。 X線のグラフに変化はなく、太陽はとても穏やかです。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |